今月の農業人

家族に感謝~農業は生きること~

相沢竜斗さん(28) 

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「農業は仕事というより生活そのもので、生きること。生きていくためのもの。そう思うと、責任とプレッシャーで身が引き締まります」そう話すのは、松代太平で家族で農業を営む松代大平の相沢竜斗さん。
相沢家では、父・栄一さんを筆頭に家族4人で栽培から出荷作業まで協力しながら祖父の代から始まった農業をつないでいます。

19歳で農業の道に進んだ竜斗さんは「最初は、わからないことだらけで父に教えてもらう事ばかりだった」と当時を振り返ります。
自然相手の農業の厳しさを感じながらも、就農10年目の現在はアンジェレトマトの栽培を任され、農業を楽しんでいます。
「いろいろできることが増えたので、やることを1つずつしっかりやるのみです。農業は気候に左右されることが当たり前なので、いつも覚悟をもって栽培しています。自然を感じながらの作業はやっぱり楽しいです」としっかり農業と向き合っています。


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若手農業者の交流にも積極的で、十日町と津南の若手を集めた「GHF」に所属し、様々な地域の同世代と農業の情報交換を行っている竜斗さん。若手が情報収集できる場所の重要性を感じています。


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近年、松代地域でも作物への鳥獣害被害が多発し、農家だけでなく地域の課題となっています。
そんな現状に、竜斗さんは「去年から、今までになかった鳥獣害被害が出てきて心配です。自分や地域の農地を守るためにも狩猟免許の取得を考えていきたいです」と新たな目標を掲げました。


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ー2017年取材当時の写真ー 父・栄一さん(左)・竜斗さん(右)

「家族みんなで阿吽(あうん)の呼吸で農作業をしているので、しっかりまわっているんだと感じますね。
家族の協力と支えがあること、農業をやる環境が整っていたことは恵まれていたんだなと今改めて感じています。
父は憧れの存在で、まだまだ及ばないけど、今後は父の仕事もしっかり引き継いで、美味しい作物を作りたいです」そう笑顔で話す竜斗さんは、松代地域に欠かせない「農業人」です。






                                  広報誌とかちゃん 2021.9月号掲載

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