今月の農業人

生産者の顔を持つ営業マン 地這いで栽培するコリンキー

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きのこの卸販売を行っている株式会社マイルで営業部長として活躍する馬場一真さん。

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週末は農家となり『コリンキーの生産者』というもうひとつの顔を持っています。


大学で経営を学び、地元に戻り現在の会社に就職し営業担当となります。
その1年後に会社でコリンキーの栽培がスタートし、一真さんが栽培を任されました。

「元々祖父が農家でかぼちゃを栽培していたので、教えてもらいながら、収穫や出荷作業なども手伝ってもらいながら農作業をしています。祖父は私にとっての師匠。体力面で辛いと思うこともありますがコリンキーが順調に育って収穫する時は嬉しいですね」と農家の喜びを感じています。

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コリンキーはウリ科でかぼちゃの栽培法とほとんど同じことから、祖父・隆さんのかぼちゃ栽培を活かし『地這い』の栽培方法でコリンキーを育てています。

一真さんが栽培するコリンキーは6月末~8月中旬まで出荷していて、昨年は3.3トンの出荷がありました。


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「営業でありながら、生産者側の気持ちもわかって一石二鳥と感じています。1年中栽培しているきのこと違い、季節感のあるコリンキーは営業もしやすいですね」と自ら生産者になることで販売にもさらに力が入る一真さん。

コリンキー栽培の他にも3年前から小泉集団栽培組合に入り祖父の田んぼの管理を引き継ぎ、地域の仲間とみんなで地域農業を守っています。


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平日は営業マン、週末は農家とどちらも柔軟にこなすバイタリティのある一真さんは、

「経営に興味があって営業職になり、それから生産者になったので、いつも消費してもらう先の先のことまで考えますが、まだまだどちらも勉強の日々です。農業も販売も、お客様の意見をよく聞いてすぐ行動していきたいですね」と話します。

二つの顔を持つ一真さんは今日も販売先を走り回っています。
                                        2019年広報誌8月号掲載

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