会長コラム ~Trivia Tweet~

気候変動と農業・生活 その9

[2020.11.05]

11月に入り初雪の便りも聞こえてきました。

先日、山頂付近がうっすらと白くなった越後三山も、今朝は雪化粧となっていました。
また、当間第2ゲレンデにも雪が降ったのか、ゲレンデが分かるようになっています。

里にも雪が近づいて来ますね。

image-yukiyama.jpeg

今年産の米の集荷もほぼ終わりかけていますが、晩生の「あきだわら」の一部と、刈り取りが遅れている「コシヒカリ」のごく一部が残っているようです。
心配していた「収穫の断念」も有ると聞いています。


今年産米の傾向は、品種及び栽培地域によりばらつきが大きくなっています。

極早生種の酒米は長梅雨の影響を強く受け品質・収量ともに低調でした。

早生種は「うるち米」「もち米」「酒米」すべて品質・収量とも良く、「こがねもち」が1等米比率73%とやや低いものの、他は80~90%台、多収性品種の反収は11俵台でした。

中生種では、主力の「コシヒカリ」が長梅雨の影響から軟弱徒長で倒伏したことと、収穫時期の断続した秋雨で圃場が軟弱化し刈り遅れが多発、10月30日現在の1等米比率は58%と低調ですし、収穫量も思いのほか少ないようです。

昨年から試験栽培に入った「ちほみのり」は、短桿(読み「たんかん」草丈が短いこと)という品種特性が功を奏し1等米比率82%でしたし、最大反収13俵と聞いています。

晩生種は刈り取りが終了していませんので割愛します。


皆さんは覚えているでしょうか。
2016年(平成28年) 好天続き      作況109  大幅な米余り
2017年(平成29年) 6月7月低温傾向  作況 97  魚沼コシ特A陥落
2018年(平成30年) 干害と秋の長雨   作況 97  収穫断念圃場多発
2019年(令和元年年) 8月酷暑・フェーン 作況101  大幅な品質低下


2016年の大豊作も、総じて見れば県内に気象災害がなかっただけで、北海道及び東北太平洋岸での台風による豪雨災害他激甚指定の豪雨が3件有りました。
特に、北海道直撃の台風被害は衝撃的でした。

一般的に「梅雨」と言えば6月から7月の雨の多い時期(雨期)ですね。
日本では北海道と小笠原諸島を除き、春夏秋冬に梅雨と秋雨を加えた六季の変化がはっきりと表れるようです。
気候変動の影響なのでしょうか、高温少雨の8月とその前後の梅雨・秋雨(雨期)の顕著化が進んでいるような気がします。

稲刈り時期の長雨は特に困りもので、品質と収穫量を確保できる適正な収穫が行えるよう「コシヒカリ」一辺倒の作型を多品種栽培に切り替える必要があると考えています。

皆さんはどのようにお考えでしょうか。 

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