なかなか晴れが続きません。
刈り遅れや倒伏の影響により、2等米が増えてきています。
天気はどうしようもないとはいえ、雨は恨めしいですね。
さて、10年ほど前でしょうか、米の作況調査で「篩い目」(米の厚み)について農業法人協会から問題提起したことがあります。
と言うのも、農産物検査法では1.70mm以上を整粒としていますが、実際に生産者(産地)が行っているもの、魚沼地区では1.90mmと0.20mmの違いがあり、実際の収穫量で約10~15kgの開きがあったためです。
何が問題かというと、米の流通量予測により価格や取引に影響が出ること、米ナラシ対策の収入額に乖離が出て補填額が減少すること、当時の生産調整目標にも影響があったためです。
では、その後どうなったかというと、1.70mm以上と実際の篩い目(魚沼では1.85mm)が併記されるようになりました。
さらに今年からは、実際の篩い目を使用した表記になっています。
9月30日発表 農林水産統計より
残念なことに、篩い目は都道府県別統一のもので、新潟県は1.85mmとなっていて、魚沼の1.90mmは反映されていません。
でも以前よりは実収に近づいてきたと感じています。