暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものだと思いますね。
週間予報によれば、彼岸の入りの19日から最高気温も22℃前後と秋らしい陽気となるようです。
稲刈りの最盛期を迎えますが、7月の長雨と日照不足から稲の丈が長く、風雨により心配していた倒伏したコシヒカリの田んぼが日に日に増えてきました。
月初めから雨の日が多く、稲刈りに難儀している田んぼが多いようです。
稲刈りが始まった十日町・川西のぴっとランド農機センターには修理のコンバインが入っていました。田んぼの条件が悪く、1日も早く刈りたいため多少無理をしているのが見て取れます。
幸い、週間予報ではお彼岸の連休は晴れが続きそうで稲刈りが進むことと思います。
予報が外れませんように!!
稲刈りが始まれば、米の検査も始まります。
気になる今年の品質
14日までの検査結果をお伝えします。
酒米
五百万石 1等 92.3% 2等 7.7% 集荷率 71.8%
たかね錦 1等 0.0% 2等100.0% 集荷率 83.5%
もち米
こがねもち 1等 90.2% 2等 9.8% 集荷率 52.3%
うるち米
早生
こしいぶき 1等 97.3% 2等 2.7% 集荷率 53.7%
つきあかり 1等 97.5% 2等 2.5% 集荷率 67.0%
中生
コシヒカリ 1等 75.1% 2等 24.9% 集荷率 1.2%
早生種の「たかね錦」は、長雨・日照不足と登熟期に高温の影響を受けたことで収穫量も少ない残念な結果になりました。
「五百万石」は、高温の影響は少なく、収穫量はやや少ないようです。
「こしいぶき」は、高温の影響もなく、収穫量もやや多いようです。
「つきあかり」は、高温の影響が見られず、収穫量も当初計画の600kgを達成した生産者もいるようです。
早生系統全般にいえるのは、粒張りが細い傾向にあります。日照不足が影響していると考えられます。
主力の「コシヒカリ」は検査が始まったばかりですが、品質に問題はないようです。
一安心と言いたいのですが、早期倒伏した田んぼも多く、倒伏田での未熟、胴割れ、心白粒多発が心配です。
稲刈りが始まると、毎日、天気具合が気になります。
特に雨続きの時は、いつ稲刈りができるか、気が気でありませんね。
でも、焦りは禁物ですよ。
焦りは事故の元ですから。
農作業事故を起こさないよう、無理を承知で余裕を持った作業をお願いします。
最後に、皆さんと一緒に五穀豊穣をお祝いしたいと思います。