会長コラム ~Trivia Tweet~

気候変動と農業・生活 その5

[2020.05.28]

田植えもほぼ終わりとなっていますが、心配された水不足については雨の日が適度にあったことで、一安心できるようです。

また、新型コロナウイルスの第1波は発生が少なくなり、緊急事態宣言は全面解除となりました。

こちらも一安心と言いたいところですが、第2波の拡大が懸念されており、今しばらくは「新たな生活様式」を行う必要があると思っています。 とは言え、少しずつ、活動範囲が広げられるのはうれしいですね。

さて、気候変動による米への影響は、皆さんが一昨年・昨年と経験した高温による品質低下が一番の問題です。

その他には豪雨・長雨・干害も大きな影響を受けていますが、より広範囲で深刻な問題は「高温」の影響です。


米の高温被害は、日平均気温が30℃を超えると顕著化するようで、主に登熟の初期から中期、具体的には出穂から10日後から25日後までの間で起こるもので、米の中心部が白く濁る心白、また米粒の外側に沿って白い点々が出来る背白・腹白、胚芽付近が細る基部未熟へと被害箇所が変わって行くようです。

いずれも、稲の生理障害でデンプン質の充填が妨げられるため起こるものです。

また、米粒が堅くなる登熟後期にフェーン現象など極端な高温や乾燥にさらされると、米粒にヒビが入ったり割れたりする胴割れ米が発生します。


では、高温が続くのは晴れが続く事でもあるので実りが良く収穫が増えるかと言うと、日射量が多すぎても良くないようです。 稲も夏バテするのですね。先輩方は「籾殻が厚い年だ」と言っていました。

昨年の令和1年産米では早生種・コシヒカリなどの中生種は高温の影響を受けましたが、あきだわら等の晩生種は長雨日照不足の影響を受けています。 同じ年で被害要因が違うことの異常さを思わされました。


気候変動は避けられず、今後、より気温上昇が続くと思っています。


高温への対処方法は、「土作り」、「適切な水管理」、「適切な肥培管理」と基本技術の励行しか方法はありませんが、JAとして適切な情報発信がタイムリーに出来るよう計画して参ります。

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