会長コラム ~Trivia Tweet~

農業と自然災害

[2019.10.18]

台風19号により多くの方がなくなられました。衷心よりお悔やみ申し上げます。

また、被災されました皆様の一日も早い復旧復興を願っております。


今回の台風19号は、到来前から広範囲での大雨・強風による災害が懸念されて、早期避難の呼びかけに「自分の命は自分で守ってください。」と、報道機関及び行政等から呼びかけがされましたが、被災された方々のインタビューでは「まさか自分が」、また、「避難しようとしたが身動きできなかった」など、避難情報伝達の難しさを痛感しました。


13日(日)午前9時前 沖立堤防より見た 信濃川の様子

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私の経験では、2004(平成16年)年7月13日の新潟福島豪雨で三条市を中心とした平野部で発生した水田の大規模冠水緊急防除として無人ヘリを持ち込んで農薬散布を行ったことがありました。

その時、補助員として現地の方が手伝いに来ていたのですが、「雨音が激しく、家の中でもテレビの音を大きくしても聞こえない。外で避難を呼びかける広報車の音は、全く聞こえなかった。」と言っていました。

その方は消防団員で、水防警戒に出ていたそうで、普段何気なく思っていた小川が、恐ろしいほど激しい流れだったとも言っていました。


また、2011年(平成23年)7月末の新潟福島豪雨は、十日町市にも大きな災害をもたらしたことは記憶に新しいことと思います。


多くの方々にとって、自然災害は豪雨、強風、地震を思い浮かべるものと思います。



では、農業と自然災害はどうでしょうか。


稲作、畑作、果樹等の露地では、実は大規模に災害をもたらす自然現象は気温です。


意外と思われるでしょうが、水害にしても風害にしてもその被害は限定的です。


気温が低くなる冷害は、日本の半分または3分の2が影響を受けます。

また、稲作における冷害は、最悪、収穫皆無となります。


逆に高温であれば豊作になるか、と言うと、一概に豊作になるとは言えません。

それは、植物も適応温度を超えた高温状態では疲弊し、実に十分な栄養を送れない生理障害を起こすからです。

また、高温状態の時は干ばつになりやすく、当市でも、昨年は7月中旬から8月中旬のほぼ一月、本年は8月初めからお盆過ぎまで異常高温が続き雨も降りませんでした。


皆さんは、住宅に火災共済をかけていると思いますが、自然災害特約はどうしていますか。

一般の火災保険のみでは、自然災害は補償されませんよ。

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農業では、農業災害補償法で水稲共済、家畜共済の他、本年1月から収入保険制度が開始されました。


水稲共済では病虫害や風水害で減収した場合、家畜共済では死亡等に加入条件によって違いがありますが一定の補償がなされます。

また、収入保険は、自然災害の他、単価下落による収入減少にも対応しています。


今年の台風被害では、ビニールハウスの被害も報道されていました。

ビニールハウスは農業災害補償法の任意加入ハウス共済に加入していると、被害程度により補償されますが、栽培している農産物は補償外となっているのが現実です。


今回のような大規模災害では激甚災害指定を受けます。

激甚災害指定を受けると、農地等の復旧に、国・県・市町村から補填が有り、2011年新潟福島豪雨では被災農地復旧工事費の1割負担で済んだ経験があります。


災害は無いに越したことは有りませんね。

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