会長コラム ~Trivia Tweet~

アウトソーシングを考える。

[2019.04.12]

なかなか天候が安定しませんね。


地球温暖化の影響は、単に平均気温が上がる事だけではなく、極端な気象現象=気象災害が起きる事と言われています。

季節外れの高温・低温もそうですし、豪雨・長雨も困りますが、雨が降らないのも困ります。

私たちの農業は、天候の影響を最も受ける産業だと思います。


国際社会は、国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を達成するためSDGsに取組こととしています。

あまり知られていませんが、日本も積極的な取組としてSDGs推進本部を内閣に設置し、各種の取組を行っています。

私たちも、日々の生活や生産現場で、環境負荷の少ない活動を行う必要がありますね。


それでは本題のアウトソーシングについて


アウトソーシングは外注のことですが、「農業生産と外注?」と思われる方も多いと思います。


身近なところでは、農産物の販売があげられます。


生産した農産物を自ら全て販売する方は別として、直売所、JAを含む集荷業者、小売店に農産物を納品している場合、納品先が最終顧客等に販売しますので、販売のアウトソーシングにあたると思います。

そう考えれば、恒常的にアウトソーシングを行っていることになりますね。


なぜでしょうか。


はっきり言えば、費用対効果を求め、販売コストと代金回収リスクを最小化していることです。

考えたことが有るでしょうか?


では次に、稲作を例に農産物の生産過程で考えてみましょう。

作業工程 得 ら れ る 効 果
育苗

苗を購入することで苗代金はかかりますが、育苗の手間と管理リスクが省かれます。

トラクター・田植

離れた場所を作業委託すると、農機具の移動が少なくなります。自走できない場合は、運搬コストと移動時間が低減できます。

防除

近年は、NOSAI組合や生産法人の無人ヘリによる防除作業が一般化しています。山間地では、マルチコプタードローンによる散布作業も期待が持てますね。

収穫

作業期間が競合する作物の場合に有効です。

乾燥調整出荷

夜間の乾燥状況の確認や調整出荷の労力が軽減される他、経営規模拡大に伴う設備投資が抑えられます。


生産者によって色々な考えがあると思いますが、「無駄を省く」、「リスクを回避する」を考えれば、アウトソーシングを取り入れることも有効と考えます。

場合によっては春作業、防除作業、秋作業の全部をアウトソーシングすることで、農機具を持たない(草刈り機と背負い動散は必要か)作業場も不要な稲作が可能となりますし、川西地区や吉田地区の一部では機械の共同利用組合やそれらから発展した農業法人を利用する方も多数おられます。


多様な担い手の中で、兼業農家の皆さん、検討に値すると思いますよ。


ちなみに、アウトソーシングやシェア(共同利用)が進むと農機具の販売台数が減り、ぴっとランド農機事業では影響がありますが、「農業者の所得増大」、「農業生産の拡大」に寄与する物と考えますし、中核となる農業生産法人や主業個人農家と兼業農家の連携が構築され、「地域を守る」ことの一因になると思っています。

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