会長コラム ~Trivia Tweet~

所得ってなんだろう?

[2019.01.30]

 このところの寒波の襲来で、そこそこの積雪となってきました。


 管内では、残念ながら、除雪作業で2件の死亡事故が発生しました。衷心よりお悔やみ申し上げます。

 早朝や深夜など暗い時間での機械除雪や、屋根の雪下ろし等高所での作業も続くと思いますので、安全作業を心がけていただきたいと思います。

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 さて、前回は「売り上げ」について話しましたが、実はこの「売り上げ」のことを国では「所得」と表現しています。


 違和感を感じるのは、私だけでしょうか。


 では「所得」とは「なに?」と考えてしまいますが、一般的には「売り上げ」-「費用」=「利益」の「利益」を指す場合が多いと思います。

 利益について、少し考えて行きましょう。


 売り上げが1,000万円と600万円では、どちらが儲かっているのでしょうか。


 利益=売り上げ-費用ですね。


 利益を400万円と仮定した場合、

  売り上げ1,000万円-費用600万円と

  売り上げ600万円-費用200万円は

  利益が400万円で同じです。


 これを比率で考えると、

  利益400万円÷売り上げ1,000万円=40%、

  利益400万円÷売り上げ600万円=67%で、

 後者の方が利益率(売り上げに対する利益)が高く、感覚的にも「より儲かる」ことになりますね。


 では、利益が400万円と仮定して考えてみます。


 個人農家の場合、一人だとその人の所得は400万円ですが、ご夫婦の場合だと、一家で400万円では一人あたり200万円となりますね。

 ここで先ほどの「費用」を考えてみます。


 ご夫婦の場合、事業主と専従者(手伝う人)に分けることができ、専従者に仕事量に見合った額を毎月確定給として支払う事(必ず支払う必要がある)で、専従者を「費用」とすることができます。

見かけ上の所得は事業主の400万円ですが、一家の合計は400万円+αとなります。


 次に、個人農家でも専従者以外に人を雇っている場合と、法人の場合はどうでしょうか。


 こちらも、利益を400万円と仮定します。


 個人農家の場合は、専従者と同様に、事業主の400万円になります。


 法人の場合は個人と大きく違い、事業主の報酬も費用となります。

法人の利益は、出資配当にする事が出来ますので、事業主の所得は役員報酬+出資配当になります。


 任意組織(法人格を持たない)の場合は、組織の利益が400万円と仮定すると、次のようになると考えられます。


 出資がある場合は、400万円は出資数で割り算した額が、出資者の個人所得となります。


 出資がない場合は、規約等の特別な決まりが有ればこれで個人の額を算定、決まりがなければ人数で割った額が個人の所得となります。


*任意組織の場合、個人の所得となりますので、注意が必要です。


 JAグループは、自己改革の目標として「農業者の所得増大」、「農業生産の拡大」、「地域の活性化」を掲げています。

 この中の「農業者の所得増大」が、今回のテーマ「利益」に該当します。

 また、「農業生産の拡大」は、地域、県域での総生産額を増やす事を意味しています。


 次回は、「費用」について考えてみたいと思います。

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