今月の農業人

地域の農を守り17年 

新町新田 水品 雅嗣さん(39)

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「農業なんてしたくないと思っていたけれど、今になってみるとみんなに教えられ、助け合い、仲間ができました。農業をやって良かった」
と笑顔をみせてくれたのは、新町新田でやわ肌ねぎを栽培している水品雅嗣さん。
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ねぎの栽培の他に、梵天丸なすや季節の野菜栽培、水稲も行い、春には野菜の苗を育てています。

野菜苗は祖父・保さんが長年培ったノウハウを引き継ぎ生産していて、購入者から「良い苗だ」と喜んで貰えることが一番やる気もでて励みになるといいます。

現在はやわ肌ねぎの全盛期で父・達義さんと共に農業で家族を支えています。
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そんな雅嗣さんですが、高校を卒業後は農業の道ではなく、飲食店で働いていました。

22歳の頃に家族から「おじいちゃんも高齢になるし農業を手伝ってほしい」と声があったのをきっかけに地元川西へ戻り就農しました。

曽祖父の代より続く農家は雅嗣さんで4代目となり、地域を担う若手農家の一人として、現在は作業分散を考え色々な野菜を年間通して出荷しています。

やわ肌ねぎ栽培を始めたきっかけは、父・達義さんが学校給食用に栽培していたことから。
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生産組合長も務めている梵天丸なすの時期が終わる頃、稲刈りの他にも複合農業できる野菜としてやわ肌ねぎの拡大を決めました。

50aに拡大したねぎ畑は知人の養豚業者からたい肥をなどの有機物を仕入れ土づくりにもこだわりを持っている雅嗣さん。また害虫駆除の為に、1週間から2週間でローテーションを組み薬剤を変えて対応し、品質保持を心掛けています。

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今後の目標には「もっと病気や害虫に負けないねぎを作りたい。畑の作り方を改めて考え直したい」と話していました。

                                   2019.広報誌とかちゃん10月号掲載

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