今月の農業人

飲食店から新規就農  受け継がれた誇りを胸に

西寺町 庭野裕太朗さん(33)

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「農家を継ぐことに迷いもありましたが、農業を始めてからは毎日が楽しいです」


2年前に就農し、実家の農業を継いだ庭野裕太朗さん。
現在は約4町歩の田んぼを親子で分担しながら管理しています。

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3人兄妹の次男として生まれ、音楽の専門学校に進学し、卒業後はライブハウスに就職。
その後は海外の飲食店に転職し、新潟市の飲食店では店長として働いていたそうです。

そんな裕太朗さんが就農したきっかけは
『代々続けてきた田んぼを守りたい』
という想いでした。

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「自分が継がなければ、先祖が守ってきた、自信と誇りを持って続けてきた田んぼがなくなってしまうと思うと『なくしたくない、自分が守っていきたい』という気持ちが強くなり、就農の決意が固まりました」


 農家の大先輩でもあり、父親の重行さんに教わる中で、最初は親子だからこそコミュケーションを通わせるのが大変だったと言います。


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「今は何でも話すようにしています。父親が自分にとっての師匠。何でも教えてくれありがたいです」


父・重行さんも裕太朗さんと同じく30代で別の職から農家を継ぎ、農業を守ってきました。JA十日町のコシヒカリ№1を決める食味コンテスト「()()(まい)グランプリ」の上位入賞の常連です。最優秀賞に2度も輝き、食味の良い米づくりで知られています。

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重行さんは「倅が継いでくれて助かっている。今は言われたことをしっかりやる時期。自分のわかることは伝えて今後は任せていきたい」と話してくれました。

稲作のほかにも野菜の栽培に興味をもっている裕太朗さん。
まだ、出荷までは行きませんが、今後出荷につながるように家庭菜園で50種類の野菜に挑戦中です。

「元々飲食の道で働いていたので、そのつながりを大切に、自分の育てた米や野菜を飲食店の仲間に使ってもらえたら最高ですね。今は、米も、野菜も育てているものがかわいくて仕方ありません」

裕太朗さんの実家の前で「又治郎(屋号)の野菜」として無人直売も行っています。


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父が教え、子が学ぶー。

代々受け継ぐ農業を親子でできることは、後継者不足が叫ばれる地域農業の理想の姿なのかもしれません。


「親父の背中を追いかけて食味の良い、品質のいい米づくりを守っていきたい。代々続く米農家に生まれて誇りに思いますね」

そう笑顔で語る8代目の裕太朗さん。




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先祖が築いた田んぼで農作業を行うその姿は自信に満ちていました。


                                 2019.広報誌とかちゃん6月号掲載

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