今月の農業人

耕作放棄地を開拓 総作付け面積20haを目指して

中条飛渡 池田 太一さん(35)

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元農協職員でもある太一さん。

職員として直接農家さんと接する中で「自分も就農したい」という気持ちが膨らみ、H23年に退職し農家の道に進みました。

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2年間地元の先輩農家の元で研修を行い、現在就農4年目。


放棄されていた父の5aの畑をくわ1本で耕し始め、現在は総作付け面積が8倍の4haとなりました。

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現在は主にナスとネギを育てていて、全部で10種類の野菜を季節に合わせて栽培しています。

取材の当日はねぎ畑に案内していただきました。

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「地元の耕作放棄されている荒れた土地をそのままにしておくよりは、費用をかけても畑として活用してあげたい」と、地震を機に高齢者の地元農家さんがやめてしまった畑なども開拓し野菜を育てています。


耕作放棄地の活用にも力を入れている太一さんの夢は、若手農業者の為の雇用を生み出し組織化すること。


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土地がない人には開墾の仲介をしてあげたり、農業を始めた新規就農者に畑の始め方やノウハウを教えたり、販売先を提供したりとHPやブログを活用し夢に向けて活動しています。


「農業成功者の事例をもとに、気になることがあれば実際に足を運び、直接話しを聞き、畑を見に行って自分の目でどんな土地でどんなことをしているのかを確認します」


その太一さんの行動力は今の農業経営にもしっかりとつながっています。



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栽培・出荷の他にも新しい取り組みとして、『地元のお母さんたちの味を再現した加工品作り』を県外へ広めようと考えています。


「畑をしているから元気なお年寄りもたくさんいる。せっかく収穫できたのに出荷しきれず、規格外など余ってしまった野菜はもったいない」「加工品なら在庫もできるし、地域野菜を使ったPRもできる」と思いを語った太一さん。


農業を軸に地域貢献・地域活性化にも力を入れ、夢に向かう姿はまさに「十日町の農業人」です。

                                         2018.10月号

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