会長コラム ~Trivia Tweet~

進化する稲作 籾すり編

[2018.10.16]

10月も半ば、すっかり秋の様相になってきましたね。


JAの集荷は、10月12日現在コシヒカリで70%、全体では71%となっています。

気になるコシヒカリの1等米比率は90.1%で、良好な状態です。 特A復帰も、期待が持てますね。


また、各地でイベントが開催される季節でもあります。

JAでは27日(土曜)28日(日曜)に、本店にて農業祭を開催します。

皆様のご来場、スタッフ一同、お待ちしております。


さて、今回は、籾すりですが、栽培品目から商品に変わる変換点でもあります。

商品としての米は、次回に話してみたいと思います。


では、籾すりはと言うと


籾すりは、乾燥した籾を籾殻と米(玄米と言います)に分ける 脱皮(脱ぷ) を指します。

今は、米粒の大きさで食販売用と未熟粒を分ける 粒選別 と、定型の容器に決められた重さで入れる 計量 を合わせて行う 調整作業 の別名として呼んでいます。

粒選別と計量は、商品作りと密接に関係してきますので、次回とします。


現在の籾すり機が登場する昭和初期までは、臼(土臼)で脱皮していたそうです。

臼で籾殻を脱皮したものを唐箕(風で、軽いものと重いものを分ける)で籾殻と米を分け、篩(ふるい)で小さなものを分けていたようです。

当然、全てが手作業ですね。



籾すり機の仕組み


最初に、脱皮をします。

脱皮方法

ゴムロール式

一番普及している方法で、二つのゴムローラの間に籾を通して脱皮します。

ゴムローラは回転差が有り、通る籾はひねる力によって籾殻が二つに割れて脱皮します。


衝撃式

籾を高速(風などの力で)で衝突版に当てて、籾殻を分離します。


次に、玄米と籾殻に分けるため、風を使って籾殻を飛ばします。


一度では完全に脱皮しませんので、その次に、玄米と籾を分ける選別を行います。


選別の方法

万石式

傾斜した複数重ね合わせたの網目の上を脱皮させた玄米、未脱皮の籾を通すことで玄米と籾を選別する方式。

品種等の特性により粒の大きさが異なるために網目の大きさを替えたり傾斜角を調節したりと取り扱いには熟練と技術が必要であるが、傾斜角などを自動調節する自動万石が考案され、現代ではコンピューター制御された万石へと発展。

An_old-type_huller.jpg


回転式(ロータリー式)

内側に窪みの付いた円筒形のふるいが本体に内蔵され、それを回転させることにより、玄米と籾の比重、重心位置の違いにより両者を選別する方式。

Rotary_huller.jpg



揺動式

傾斜させた窪みの付いた複数の揺動板(ふるい)を水平方向に振動させ、比重や摩擦係数の違いから玄米と籾の選別を行う方式。万石式に比べると取り扱いが比較的容易。

800px-Rice-husks-machine,katori-city,japan.jpg


玄米は粒選別へ進み、籾は再度脱皮へ戻ります。


籾すり機の能力は、一般的にゴムローラの直径を表すインチで区分されています。


小さなものは2.5インチで、1時間5~11俵。

栽培規模により大きさは異なると思いますが、3インチだと12~17俵で、このクラスが一般的でしょう。

ライスセンター等の大型のものでは、8インチで40~50俵、10インチで60~80俵となります。

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