会長コラム ~Trivia Tweet~

進化する稲作 コンバイン編

[2018.09.19]

秋彼岸を迎え、すっかり秋の陽気になってきました。

稲刈りも最盛期を迎えていますね。


稲刈りと言えば「コンバイン」を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は皆さんが普段目にしているコンバインは「自脱型コンバイン」と呼ばれています。

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この自脱型コンバインは、日本独特の進化をしてきたもので、稲を刈り取り束ねる「バインダー」と、束ねた稲をチェーンで挟み横送りで脱穀する「ハーベスター」を連結した機構になっています。

特徴としては、穂の部分だけを脱穀部(籾を穂から落とす)に通すことで、小型化と、籾と葉などのゴミを分ける選別性能が良いことがあげられます。 ただし、稲、麦専用の機械となっています。


世界的に「コンバイン」と言うと、穀物を茎ごと刈り取り、大きな脱穀部で脱穀する大型のものを指します。

日本では「汎用コンバイン」と呼んでいます。

特徴としては、刈り取り部や脱穀部の部品を交換することで、稲、麦類、コーン、大豆、ソバ、菜種など多くの穀物に対応することができます。

汎用コンバインは、ソバや大豆の収穫に使われていますので、ご覧になった方も多いと思います。

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自脱型コンバインについて話してみたいと思います。


自脱型コンバインの原型は、クローラ台車ハーベスターの側方にバインダーの刈り取り部を付け、刈り取った稲をチェーンで送るもので、2条刈り、運転者は歩いて操作するものだったようです。

手刈りが主流だった昭和42年頃、規模の大きい農家に入り始めました。

その後、刈り取り部が前方となり、現在の形となってきました。

当時のものは(現在も使われている)籾を樹脂製の袋に入れており、補助作業者が必要でした。


大きな変化はいくつかありますが、一番は、籾を蓄えるタンク(グレンタンク)籾排出用の筒(グレンオーガ)をそなえ運搬車に積み込む、一人作業が可能となったことだと思います。

さらに最新のものは、自動で、稲の長さによって脱穀部に穂だけ入るように調整する装置、植え列をなぞるように進路調整する自動装置、脱穀部の籾の量によって選別装置を自動調整するもの、安全面では、わらの詰まりで緊急停止する機構が、ほぼ標準で装備されています。


また、3条刈り以上のものでは、田んぼが柔らかく、コンバインが傾くと刈り取りが困難になることから車体を水平に保つ水平維持機能や、車高を上げる車高調整機能が装備されています。

スピード調整は、油圧駆動による無段変速で、スピードレバーの倒し具合で調整できるようになっています。


自脱型コンバインも年々大型化してきていて、刈り取り条数では7条刈りが、エンジン出力では120psがあります。

十日町市内では、農業法人で6条刈り120psを使用しているものが最大です。

逆に、小型のものは2条刈り20psとなっています。



では、汎用コンバインはどうでしょうか。


日本では、畑で使用するものも含めてゴムクローラとなっていますが、外国では、走行をクローラで操縦を車体後方のタイヤで行うもの、走行もタイヤで行うものもあります。


大きさはと言うと、十日町市内で見かけるソバ・大豆コンバインで刈り幅1.6mエンジン出力30~40psですが、日本で販売されている大きいものでは刈り幅6mエンジン出力420psだそうです。(見たことない)

海外では、エンジン出力1000psのものもあるようです!!


次回は、乾燥と籾すりについて話したいと思います。

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